BO3考察

BO3はランクマッチをやるだけなら考える必要はないが、オン・オフ問わず大会に参加する上では考える必要があります。今回は2021年から2022年に掛けてBO3を取り組む機会が増えた時に自分用にメモしていたものを修正してみました。なのでダイマックスに関する記述があったり浅い部分もあると思うけど大目に見てね。随時追記予定

※8月中旬に公開していたつもりが何故か下書きのままだったのでごめんなさい

 

以下常態

 

構築面

・強くなる持ち物と弱くなる持ち物がある。

強くなる、BO3に適応している…突撃チョッキ、命の珠(剣盾)

弱くなる、BO3に適応していない…拘りスカーフ、半減実、ラムの実

諸説…弱点保険、拘り鉢巻・眼鏡

 

・極端な一発芸要素は避ける。

型バレが致命的なため。逆にそれで一戦拾えれば儲けもんという考え方もできるが、それで勝っても恐らく一方的に通してる試合展開上情報面で得られることが少なすぎるので、2戦目以降に繋がり辛い。同様に負けた際も情報が得られないため「そのポケモンが通らなかった」という事実だけが残り修正が効かなくなってしまう。

 

・いるだけで圧になるポケモンは当然強い

特にお互いの手の内が明かし合った三戦目は選出択感が否めなくなるが、選出画面で圧あるポケモンがあると相手はそこを割り切るのは相当難しいため、選出段階で有利になると考えている。剣盾ならゼルネアスやジガルデ、SVなら飛び抜けて制圧性能を持つポケモンが現状いないため、逆にキラフロルやミミズズなんかのピーキーポケモン辺り。

 

・積み、詰ませの要素は選出を絞り込めるため強い

なんとなくのサイクルや対面で勝った場合、相手がどこを修正してくるのか分かり辛く、一勝分のアドバンテージを活かしきれない。その点で積み技等で全抜きや要塞化による詰ませで一勝すると相手はそのポケモンの対策を強く意識せざるを得ないため、2戦目以降選出を絞りやすくなる。

 

 

対戦面

・初戦はベストな選出をする

最も勝算を見込めるオーソドックスな選出をする。理由としては、負けた時を考えた際に初戦からずらした選出で負けるよりもベストな選出で負けた方が次の試合の選出を考えやすく、1戦目の情報を活かしたリカバリーが効きやすいと考えているから。初戦では初見殺し要素のあるポケモンを投げのはなるべく避けたいが、役割対象であり出せたらほぼ勝てそうなレベルor相性が不利すぎてどうしようもない場合は選出を考えてもよい。

 

・2戦目は初戦勝っていてもなるべく選出を変える。

初戦綺麗に勝つとこれまでを踏まえて相手の選出や修正を読みやすくなるだけでなく相手はこちらの初戦の選出を強く意識して選出してくるので、先手に回って戦うことが狙い。余程同じ選出で勝てる確信がある・それ以外投げれない以外は選出を変えたく、それでも初手は変えるようにしたい。仮に負けても最終戦でこちらの型を隠した分情報優位に戦える点や選出の決め方が人によって変わる等、変えない側のメリットや考えもわかるため、他の項目と比べてもかなり人によって考え方が変わる。

 

・1試合毎にプレイングに緩急をつける。

もっと言うならば、1戦目は安定行動重視、先延ばしを心掛けたプレイングを徹底する。1戦目勝った場合或いは1戦目負けて2戦目も1戦目同様のプレイングで勝った場合、次の試合は2サイクル目から攻めたり要所要所で強気な立ち回りをする。

 

・選出画面や暇な時間に見せてもいい技、隠した方がいい技をある程度区別しておく。

「先制技や身代わり、メタの技等隠す方がいい技や刺すべきタイミングを見極める必要がある技は初戦では極力見せないようにする」「このポケモンのこの技は比較的主流であり立ち回る上で必須なので早めに見せる」等の考え方が求められる。逆に敢えてこの技を見せることで相手に強く意識させる〜みたいな考え方もあるかもしれないが、生きるかというと怪しいのでそこまで考えることはあまりお勧めしない。

 

・特定のポケモンに刺さる技がある場合は1戦目は極力無いものとして扱う。

BO3の性質上、相手は1戦目で打点の有無をケアして立ち回り2戦目以降でその情報を活かしてケアの量を減らしてくる。例として、ザシアンガオガエン@1vsホウオウナットポリ2の対戦においてザシアンはワイルドボルトを持っておりインファイトを持っていないとする。ホウオウ側は初戦は必ずワイボとインファイトの両方をケアする必要があり、1サイクル目からホウオウにワイボを打ってしまうとナットレイに引かれ、その後続かないため「インファイトは無さそうだし2戦目以降はナットレイでザシアンを見つつホウオウと役割分散させればいいや」と解決してしまう。それを避けるためにザシアンでワイボを見せずにHAホウオウのダイバーンとナットレイ引きの両対応であるガオガエン引きを挟むことで相手の型・選出を見つつ@1を活かした戦い方をすることができ、ザシアンの型を隠しつつ戦うことができる。そして2戦目以降相手に隙ができたところでワイボを打つと良い。

これの逆としてワイボもインファイトも持っている場合、ワイボを受けたナットレイの前でガオガエンに引いてインファイトを無いと思わせつつ立ち回る動きもBO3では特に生きる。こういった初めは隠す動きは相手のプレイヤーレベル次第なので、信用できそうな相手やトーナメント等で行うことを推奨する。

↑だいぶ前に書いた内容だけど、テラス環境でも役割破壊テラバーストは1戦目は隠すみたいに同じことは言えそう。

 

その他

・どのポケモンの技を見せたか、まだ見せてないかをメモとして記録する。

相手の型を記録するのは勿論だが、余裕があれば自分が見せた技や要素も記録しておきたい。

 

・負け確で降参するターンは、技や素早さ関係は見せずになるべく45秒使って次の選出を考えてから降参する。

初戦の勝者よりも敗者の方が考えなければいけないことが多いため、時間を生み出す。また残り5ターンくらい粘れるにしても型を隠すために降参するという判断も必要になってくる。前者の遅延降参は配信上の見栄えとして良くないかもしれないが、それも戦略として解説の方にカバーしていただきたい。

 

・練習…オンラインでの有志の大会、身内とやる

 実践…オフライン大会の決勝トーナメント